ここでは、佐賀県が県民の健康のために施行する政策「健康アクション佐賀21」についてご紹介します。
佐賀県が県民の健康維持のために行っている政策が“健康アクション佐賀21”というものです。
これは生活習慣病などによって健康寿命が縮まってしまうことのないよう、佐賀県を挙げて健康管理の指標を示していくもの。
単に“生活習慣病に気をつけましょう”と提言するレベルではなく、歯科保健・食生活・喫煙対策など具体的な情報開示を行っているのが特徴です。
生活習慣病には糖尿病・高血圧・高脂血症などが含まれており、多くの方々の健康を脅かしています。特に糖尿病はサイレントキラーとも呼ばれ、自覚症状が少ないまま人々を死に追いやる疾病。
こうすれば治るという治療法が確立されているわけでもありません。
治療よりも予防に重きが置かれるべきなのです。
県民を守るための具体的政策として“健康づくり”を推進していく佐賀県。その姿勢は、他の自治体も見習っていくべきではないでしょうか。
健康づくりのために佐賀県が行っているのは、生活習慣の改善に向けた情報提供です。
まず食生活に関しては、朝食を抜く人の割合を減らし、食事に緑黄色野菜を取り入れる人を増やしていくことを目標に設定。その実現に向けて、栄養成分表示に関する相談の受付を保健福祉事務所にて行っています。
また、佐賀県が取り組む健康づくりに協力するスーパーマーケット・飲食店を拡充し、メニューなどの栄養表示を積極的に行っていく取り込み。
さらに、多くの生活習慣病と密接に関わっている喫煙への対策も続けています。
禁煙や節煙を目指している方に向けて、禁煙相談を行っている医療機関の紹介も行っているとのこと。最近では禁煙外来も増えてきており、1回に限り保険診療で禁煙治療を受けられるようになってきています。禁煙を希望している方は、是非とも試してみてはいかがでしょうか?
喫煙年数×1日の本数で計算する喫煙係数が400を超えている方は、がんなどの罹患率が上昇するといわれています。思い当たる方はすぐにでも禁煙治療を始められた方がいいと思いますよ。
佐賀県の健康づくりに参加し、健康寿命を延ばしてきましょう!
糖尿病には自己免疫性の1型と、生活習慣による2型があります。
生活習慣病対策が有効なのは、もちろん後者の2型。遺伝的要因も影響しますが、食生活に注意していればかなりの確率で防げますから、今すぐにでも生活習慣を見直して頂きたいと思います。
1番の危険因子は肥満ですが、運動不足や喫煙も大きなリスクファクター。1つずつでも構わないので、見直せるところから見直していってくださいね!
糖尿病は進行すると手足切断・意識障害・高血糖などを引き起こし、生命に関わります。せっかく佐賀県で暮らしているのなら、佐賀の健康づくり情報を参考にして、糖尿病を予防しましょう。