医療連携システム「ピカピカリンク」

ここでは、佐賀県が運用している医療ネットワーク「ピカピカリンク」についてご紹介します。

医療連携システム~ピカピカリンクの意義

ピカピカリンク佐賀県が運用している医療ネットワーク「ピカピカリンク」というものをご存知ですか?

佐賀県の医療機関は佐賀市近辺に集中しており、2次・3次医療を提供する大病院なら尚更です。

この時、1次医療を行う診療所と2次・3次医療を行う大病院の連携がまったく取れていない場合、同じ検査を繰り返してしまったり、診療所での検査結果を適切に利用できなかったりといった、不利益が発生する可能性があるわけです。

そこで、佐賀県では2次・3次医療を行う中核病院・基幹病院と診療所で情報を共有できるシステムを作ることにしたのです。

それこそが、佐賀県が誇る医療連携システム「ピカピカリンク」です!

どこがスゴイ?佐賀県の医療連携システム

もちろん、地域医療の連携ネットワークを整備している自治体は佐賀県だけではありません。全国各地で医療連携システムが作られています。ですが、多くの医療連携システムでは2次医療圏の中で運用・構築していくものに過ぎません。

しかし、佐賀県は違います。
県全体で、医療連携を進めているのです。

しかも、佐賀県の行政が全面的にバックアップを行っており、サポート体制も充実。この点を加味すれば、佐賀県の構築した医療連携システム「ピカピカリンク」が、いかに先進的なネットワークであるかご理解頂けるでしょう。

実際、医療機関相互の情報共有は、範囲が広いほうが効果的です。3次医療圏で情報を共有していくという佐賀県の試みが、今後も順調に拡大していくと良いですね。

佐賀県の医療連携システムに参加している病院

ピカピカリンクをはじめとする医療連携システムが、大規模な中核医療機関とかかりつけ診療所を結ぶためのネットワークである以上、一定数の病院が参加しなくては有効に機能しません。

今のところ、このシステムで9つの公開病院における診療情報を閲覧することができるようになっています。
現状、注射・投薬の記録、検査結果、検査画像など広範囲にわたり、この情報をネットワークに参加する中小病院・診療所から参照できるようになっているわけですね。

もちろん、システムを利用して各医療期間から情報を参照できるようにするにあたっては、患者が文書で同意していることが条件。勝手に個人情報がネットワークに載せられることはありません。このあたりの運用基準が徹底しているのも、公的機関が全面バックアップをしているからこそですね。

それでは、ピカピカリンクに参加している公開病院を確認していきましょう。

ピカピカリンクに参加する公開病院

  • 有田共立病院
  • 病院唐津赤十字病院
  • 国立病院機構・嬉野医療センター
  • 国立病院機構・佐賀病院
  • 国立病院機構・東佐賀病院
  • 佐賀県立病院好生館
  • 佐賀社会保険病院
  • 佐賀大学医学部付属病院
  • 白石共立病院